この映画『ネイビー・シールズ(Navy Seals)』は1990年に公開されました、監督がルイス・ティーグで、主演がチャーリー・シーンと、マイケル・ビーンのアメリカ海軍の特殊部隊Navy SEALsの活動を描いたアクション映画です。
目次
「ネイビー・シールズ」に関してTSUTAYAツタヤで取り扱っている商品は71本あるそうです。うち映画は29本あってさらに主なものは以下のようなものですが、シールズを主体に扱ったものやそうでないものもあります。いずれにせよアクションでもシリアスでも材料としては美味しいに違いありません。
1.「ネイビー・シールズ」の登場する映画
1)『アビス』(1989年)
マイケル・ビーンがNavy SEALs隊長として出演しています。
2)『G.I.ジェーン』(1997年)
デミ・ムーア演じる主人公がNavy SEALsに入隊します。
3)『ザ・ロック』(1996年)
アルカトラズ島に立て篭もった元アメリカ海兵隊員から人質を救出するため、Navy SEALsが出動する。マイケル・ビーンがNavy SEALs隊長として出演しています。
4)『ネイビー・シールズ (1990年の映画)』
マイケル・ビーン、チャーリー・シーンらがNavy SEALs隊員を演じました。
5)『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(2003年)
ブルース・ウィリスがNavy SEALs隊長として出演しています。
6)『ネイビーシールズ (2012年の映画)』
現役のNavy SEALs隊員が出演しました。
7)『ネイビーシールズ: チーム6』(2012年)
ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害を描いたフィクションです。
8)『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)
ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害を描いたフィクションです。
9)『ローン・サバイバー』(2013年)
レッド・ウイング作戦の生き残り、マーカス・ラトレルの伝記を映画化しました。監督はピーター・バーグ、マーク・ウォルバーグ主演しています。
10)『キャプテン・フィリップス』(2013年)
マースク・アラバマ号乗っ取り事件の伝記映画で、ソマリア海賊の人質となったフィリップス船長を、Navy SEALsが救助します。
11)『アメリカン・スナイパー』(2015年)
イラク戦争に4度従軍したクリス・カイルの自伝をクリント・イーストウッドが映画化しました。
12)『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』(2017年)
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下のサラエヴォで作戦を展開するNavy SEALsが、湖に眠るナチスの金塊の引き揚げ作戦を展開します。
2.あらすじ
米国東部、ノーフォークの海岸では、不安に苛まれるビリー・グレアム(デニス・ヘイスバート)の結婚式を目前にデイル・ホーキンス(チャーリー・シーン)が海で酔いつぶれており、ジェームズ・カラン(マイケル・ビーン)は二人の世話を焼くのでした。結婚式で花嫁ジョーがヴァージンロードに歩みを進めるまさにその途中、花婿のグレアムを含む男達のポケットベルが一斉に鳴りだしまし、出動命令を受けた彼らは、足早に教会を立ち去りました。
地中海で米海軍の空母フォレスタルの艦載ヘリがレバノンの過激派グループの小型戦闘艇に撃墜され、ヘリのクルーたちが人質となりました。
地中海東部の某所にある、過激派グループの拠点に連れてこられたヘリ搭乗員達は、ゲリラ指導者のベン・シャヒード(ニコラス・カデ)の命により即座に人質1名が殺害され、残りも皆殺しにされそうになりました。しかしながら、次の瞬間、アメリカ海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」が現れ、パイロットたちを救ったのでした。
隊長のカラン大尉率いるバッド・カルマ隊は人質を救い出し速やかに救出地点へと向かいます。戦闘中にホーキンス中尉とグレアムは、過激派グループの手に渡った米国製の携帯式地対空ミサイル「スティンガー」を発見します。ホーキンスはそれらを手榴弾で破壊しようと試みたが失敗し、やむなく、空母へ帰還しました。ヘリ搭乗員はシールズに感謝しますが、カランは「存在しないものに礼を言うな」「自分たちのことは忘れろ」と返します。
その後、帰還したシールズ隊員たちは海軍情報局による調査を受けますが、カランは、事前情報が間違っていたことに憤ります。一方、政府・軍首脳たちは過激派グループの手に渡ったスティンガーミサイルを破壊してこなかったことで、会議の席上カランを咎めました。
カランたちの直属の上官であるダン大佐(ロン・ジョセフ)はこのことを気にするなと言って宥めました。カランは休暇を与えられますが、その間も仕事のことが忘れられませんでした。
ほどなく、ミサイル奪還作戦が立案され、レバノン行きの貨物船を潜水艦で追跡します。海中から貨物船に潜入しますが、ミサイル積載の証拠は得られません。
カランは、レバノン事情に精通したジャーナリストのクレア・ヴァレンズ(ジョアンヌ・ウォーリー=キルマー)を訪ね、それとなくアル・シュハダ派の首魁シャヒードについて聞きだそうとしますが、彼女は米軍のミサイルが奪われているらしいことも知っていました。
スティンガーを用いた民間旅客機撃墜テロの発生に焦るカランは、クレアを訪ねて協力を求めます。彼女から得た情報を基に情報屋誘拐作戦を立案実行しますが、シールズは過激派グループとの戦闘に陥り、ついにホーキンスの判断ミスで戦友のグレアムを亡くしてしまいます。
グレアムの妻のジョーの悲しみは深く、死の状況さえも教えられない海軍に対する行き場のない悲しみや怒りをカランにぶつけます。隊員たちは酒場でグレアムに乾杯を捧げますが、責任を感じていない様子のホーキンスへ不満を持ったカランはその場を離れてしまいます。
米軍はついにシーア派の学校に隠されたスティンガーミサイルの在処を掴みました。シールズは満を持して、空母コーラル・シーからベイルートへのミサイル破壊任務へと向かいます。
現地の案内人に導かれて、様々な勢力が入り混じる戦闘地帯を潜行する途中で一人の隊員が戦死。ようやく目標に到達してカランたちが建物に侵入ますが、激しい戦闘となり、さらに夜が明けて苦戦する中、ついにカランが重傷を負いました。
ホーキンスは今すぐ爆破せよというカランの命令に背き、彼を命がけで救出します。間一髪で救出に成功し、爆破にも成功すると一行は乗用車を強奪して海岸へ離脱しようとします。
米海軍の潜水艦との合流時刻が迫る中、武装勢力やテロリストたちは執拗にシールズ隊員に襲い掛かり、さらに一人の隊員が戦死します。生き残って海に泳ぎ出た4人はボートで追って来たテロリストを殲滅させると、そこに戻ってきた米潜水艦が現れるのでした。
3.まとめ
アクション、兵器類、セットは標準以上でなかなか見ごたえがあるものの、イマイチ響くものがない映画です。ありきたりのストーリーのためか、主人公2人の演技によるものか、よく解りません。映画とは面白くも難しくもありますね。