泣ける映画音楽!泣いてしまう映画音楽!あなたは覚えていますか?
映画に音楽は付き物ではあります、ゆえに、映像と音楽が同時に脳裏に刻み込まれることがよくある訳で、特に悲劇で流れる哀愁をおびたメロディーは印象深いものです。
音源、映像に劣悪なものもありますが、観た時の情感を大事にリストアップしました。
List
1.悲しみは星影と共に
第二次大戦下、ユーゴスラビアのユダヤ人の姉と盲目の弟をめぐる理不尽な悲劇。哀愁漂う音楽が印象的でした。
公開:1965年イタリア、音楽:イヴァン・ヴァンドール、監督:ネロ・リージ
出演:ジェラルディン・チャップリン、フェデリーコ、ニーノ・カステルヌオーヴォ
2.禁じられた遊び
第二次大戦下で両親と愛犬をなくしたいたいけな少女と、必死で庇護しようとする少年の物語。全編に哀愁をおびたイエペスのギターが流れます。
公開:1952年フランス、音楽:ナルシソ・イエペス、監督:ルネ・クレマン
出演:ブリジット・フォッセー、ジョルジュ・プージュリー
3.ブーベの恋人
ブーベとその恋人マーラと、ブーベの逃亡中知り合ったステファーノとの清い三角関係を描いています。ブーベとマーラの関係が進捗するごとに、印象的な旋律が流れます。
公開:1963年イタリア、音楽:カルロ・ルスティケッリ、監督:ルイジ・コメンチーニ
出演:クラウディア・カルディナーレ、ジョージ・チャキリス
4.鉄道員
第二次大戦直後、鉄道員の父親の苦悩と彼を敬愛する末っ子を囲む家族の物語。
公開:1965年イタリア、音楽:カルロ・ルスティケリ、監督:ピエトロ・ジェルミ
出演:ピエトロ・ジェルミ、エドアルド・ネボラ、ルイザ・デラ・ノーチェ
5.世界残酷物語
原爆実験の放射能の影響で方向感覚を失ったウミガメが産卵の後、同じ理由で生き絶えたウミガメたちの屍を超えて内陸へ向かう映像のバックに淡々と美しいこの曲が流れました。
公開:1962年イタリア、音楽:リズ・オルトラーニ、監督:グァルティエロ・ヤコペッティ
6.ある愛の詩
裕福で名門出身のオリバーと、家柄違いのジェニファーが恋に落ち、オリバーの父親の反対を押し切り結婚するが、ジェニファーが白血病で残り少ない命であることが判明した。闘病の甲斐なくジェニファーは「愛とは決して後悔しないこと」という言葉を残して亡くなってしまいました。
公開:1970年アメリカ、音楽:フランシス・レイ、監督:アーサー・ヒラー
出演:ライアン・オニール、アリ・マッグロー
7.ドクトル・ジバゴ
ロシア革命の中、時流に運命を翻弄された医師で詩人のジバゴと二人の女の物語。
公開:1965年アメリカ・イタリア、音楽:モーリス・ジャール、監督:デヴィッド・リーン
出演:オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、ジェラルディン・チャップリン
8.ひまわり
第二次大戦に翻弄された女と男の悲哀をこめて、広大なひまわり畑に流れる名曲。
公開:1970年イタリア、音楽:ヘンリー・マンシーニ、監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン、リュドミラ・サベーリエワ
9.まとめ
フルオーケストラからギター1本と様々でしたが、最近の映画にこれらのような名曲が見当たらなくなってきたのは寂しいかぎりです。