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映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』実力派俳優が揃ってファンタジーを描きました?!

この映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、2017年日本映画で、累計発行部数1,000万部のベストセラー漫画『鎌倉ものがたり』を実写映画化しました。山崎貴監督、堺雅人主演で、高畑充希が共演し、他個性的な俳優が多数出演しています。

目次

 

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1.紹介

鎌倉に暮らす売れないミステリー作家と、その作家のもとへ嫁いだ新妻の周りで起こる奇妙な体験から、次第に自分達の運命の謎が紐解かれていくファンタジー作品です。人間だけでなく魔物や幽霊も共存しているという鎌倉を舞台に、ミステリー作家は新妻と共に、怪事件に巻き込まれていきます。


2.ストーリー

1)プロローグ

海岸沿いの1本道を走るレトロな車の車内で、一色亜紀子(高畑充希)が新婚旅行の終わりを嘆いて、ミステリー作家の妻としてのこれからに不安をこぼしていますが、一色正和(堺雅人)の「自分はとても幸せである」というセリフを聞き、勇気づけられるのでした。

 

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2)作家の生活

二人が自宅のある鎌倉に到着した時に、亜紀子は鎌倉という町が、都会と違い独特の雰囲気持っていると感じて、不安げに正和に伝えます。正和は、鎌倉と東京は時間の流れ方が違うがすぐに慣れる、と元気づけました。翌日から作家とその妻としての生活が始まりますが、実際の生活は原稿の締め切りに追われる毎日で息つく暇もありませんでした。

今日も編集担当の本田(堤真一)が家に上がり込んで、原稿の上がりを待ちわびていますが、亜紀子が必死で本田をなだめて時間稼ぎをしています。しかし正和は鉄道模型で遊びだす始末で、亜紀子は呆れてしまいますが、意外にもそれこそが原稿完成前の儀式のようなもので、その後、原稿はあっさり完成しました。


3)鎌倉の町

無事に原稿を渡し終え、家の外まで夫婦二人で本田を見送りますが、家に入るまでの庭を歩いていると河童が前を横切りました。亜紀子は状況がのみこめず、正和に問いかけますが、正和は「ここは鎌倉だから」と、あっさり一言で済まします。正和曰く、鎌倉ははるか昔からたくさんの妖気が充満しており、人間と魑魅魍魎が共存している場所であると言うのでした。

怖くなった亜紀子は一人でトイレにも行けなくなってしまいます。正和は怖がらせすぎたと後悔しました。

ある朝に、正和が出かける際に亜紀子に「納戸には絶対入ってはいけない」としつこく言い聞かせて家を出たのですが、家事をしている時に例の納戸から物音がしたので、亜紀子はあっさり納戸に入ってしまいました。入ってみるとそこには部屋いっぱいに鉄道模型が並べられていましたが、その中には奇妙な魔物の絵や彫刻のようなものも交じっていました。

亜紀子が周りを物色していると、棚の上から古い原稿用紙のようなものが頭上に落ちてきました。原稿の内容に夢中になっている亜紀子がふと後ろを振り向くと、一人の老婆が立っていて、亜紀子は悲鳴を上げてしまいます。老婆の正体は先々代より一色家に仕えるお手伝いのキン(中村玉緒)でした。

 

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家に戻った正和に対し、亜紀子は納戸の鉄道模型のことを厳しく問い詰めましたが、同時に納戸で発見した原稿を正和に手渡します。正和は原稿を見て驚きの声をあげました。その原稿は正和が尊敬する小説家の甲滝五四朗(三浦友和)の生涯最後の絶筆で、内容は書き上げられることなく途中で終わっていました。


4)怪しい夜市

ある日、正和と亜紀子が夜道を歩いている時、暗い夜道の一角にこうこうと明かりが燈った、縁日のような風景を目にしました。興味を持った亜紀子は正和にあれが何なのかと問いかけますが、正和は答えてくれません。興味を抑えきれない亜紀子は正和を引っぱり、強引にもその場所へ入っていきました。そこは、鎌倉に住む魔物が夜な夜な集まってくる市場で夜市というものでした。

夜市の中は魔物たちで溢れていましたが、亜紀子はそれをコスプレと勘違いして盛り上がっています。仕方なく正和は亜紀子に内容を説明しますが、そこに一人の女性が現れて、正和に声をかけました。正和はなぜか驚きを隠せない表情をしましたが、たわいのない会話をして、女性に別れを告げました。

亜紀子がその女性について正和に尋ねると、「怖がらせるので聞かない方がよい」と諭されました。亜紀子は「もう何も怖くない」と言い張って、正和に詰め寄ります。正和が重い口を開くと、なんとその女性は先月、亡くなった近所の知り合いで瀬戸優子(吉行和子)という人でした。当然、亜紀子は面食らいますが、何とか正気を保ち、気を取り直して夜市での買い物を楽しみました。

 

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骨董品の品定めをしている亜紀子に一人の魔物が手招きして呼び寄せます。その魔物は松茸売りで、サービスするからと亜紀子に格安で松茸を売りつけました。夜市からの帰路を優子と共にした正和と亜紀子でしたが、その道すがら優子から自分が幽霊になったいきさつを聞かされました。それは寝たきりの夫を遺していけない優子が、自分の魂を迎えにきた死神に頼み込み幽霊申請という手続きを踏むことによって幽霊としてこの世に残ったというものでした。

 

5)魔界まつたけ

台所で料理をしている亜紀子の手元に、先日夜市で購入した松茸がありました。亜紀子は松茸を味噌汁の具として使用し、正和に出しました。正和は「松茸は本来、焼くか、土瓶蒸しで調理するもの」と亜紀子の作った味噌汁をけなしましたが、一口食べてみると意外にいけるようで箸が止まらなくなりました。それを見て安心した亜紀子でしたが、その直後に、正和が大きな口を開けて倒れてしまいました。

次の瞬間、正和の口から煙のように魂が抜け出てこようとしているのが亜紀子の目にはっきりと映ります。夜市で購入した松茸は魔界まつたけといい、食べると体から魂が抜けやすくなるというものでした。亜紀子は慌てて正和の魂を口の中に戻そうとしますが、なかなかうまくいきません。そうこうしているうちにキンが現れて、正和の魂の背中をほうきの柄でたたくと、あっという間に正和の魂は正和の口の中に戻っていきました。

ほっとしたのも束の間、今度は亜紀子の口から魂が抜け出ようとしましたが、亜紀子は味見程度に味噌汁を飲んだだけだったので、何とか自分で口を塞いで難を逃れることができました。


6)黄泉の国行きの列車

そんなある日、一色家に稲荷(要潤)という刑事が正和を訪ねてやって来ました。突然の刑事の訪問に亜紀子は慌てますが、心霊捜査や犯罪研究にも詳しい正和は、鎌倉の警察ならではの心霊捜査課という部署の手伝いで捜査に協力していて、今回の稲荷の訪問も次の捜査への協力依頼でした。正和の活躍によって見事に殺人事件は解決に至り、その新聞記事を見つけ、亜紀子に自慢する正和でした。

ある夜の仕事の帰り道で、正和は幽霊となった瀬戸優子に再び出会います。しかし、今度は優子の傍らに二人の人物を発見しました。一人は優子の夫(橋爪功)と、もう一人は優子に幽霊になることを許可した死神(安藤サクラ)でした。優子と共に歩く夫の姿と死神の存在で、正和は優子の夫が亡くなったことに気づきました。

三人はこれから一日に一度、丑の刻にのみ発車される黄泉の国行きの直行列車へと向かうところでした。正和は死神に頼み込んで、黄泉の国への列車の出発を離れた場所から見学させてもらう許可を得て、亜紀子を連れて見学しました。


7)貧乏神

キンが何やら天井を睨みつけていました。正和が尋ねるとどうやら天井裏に何か潜んでいる様子です。正和は竹刀を取り、天井に向かって、一気に突き上げました。

すると、天井から老人が落ちてきます。慌てて逃げようとする老人をキンが投げ縄でしばりあげました。聞くと老人は貧乏神(田中泯)で、先日、正和が解決した殺人事件のあった豪邸に憑りついていたのですが、捜査の際に、正和が刑事達から先生と呼ばれているのを聞いて、さぞ金持ちなのだろうと正和についてきたとのことでした。

「金持ちでないことが分かったのだから直ちにこの家から去れ」という正和に対し、亜紀子は腐っても神様だからと食事を振舞いました。そして、貧乏神は一色家に居座ることになってしまいます。

居座る貧乏神との暮らしが何日か続いたある日に、貧乏神がいつも背負っている風呂敷の中身を見たいと亜紀子が言い出しました。貧乏神は「自分は貧乏神のため、ろくなものは持っていない」と言いながらも快く中身を見せてくれます。その中に古ぼけた茶碗があって、亜紀子はなぜかその茶碗に興味を抱きました。

貧乏神は人から疎まれる事しかない自分に、こんなによくしれくれた亜紀子にもらって欲しいとその茶碗を差し出しました。亜紀子は悪いからと、貧乏神が以前に「きれいな茶碗」と褒めてくれた100円均一で購入した茶碗と交換することにしました。お互いの茶碗を受け取った所で、新たに憑りつく先が見つかった貧乏神は、名残を惜しんで一色家を去りました。

 

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8)本田の死

そんな折、編集者の本田が余命一ヶ月という連絡を受けて、正和は見舞いに行くのですが、再会した本田は後に遺していく妻と子供のことが気にかかり、ひどく落ち込んでいました。何とかしたいと考えた正和は、以前に優子から教えられた幽霊申請の話を思い出して、本田にそれを伝えました。

一か月ほどの時間が経過し、やはり本田は亡くなってしまいます。迎えに来た死神に幽霊申請の話を持ち出しますが、死神から、天界の経営破たんで幽霊申請の制度が使用できなくなった旨、幽霊になる為の生命エネルギーを故人の周りの人間からもらうことが出来る旨、さらに故人の現在の記憶を残しながら、現世に残るもう一つの手段として個人が魔物の姿になる魔界転生という方法がある旨を聞かされました。

結局、本田は三つ目の方法の魔界転生の方法を選択し、魔物に姿を変えて現世に残る事を選択しました。魔物の姿となってしまった本田は妻と子供の前に姿を見せることが出来ない為、本田の知人として金銭を送りながら、離れたところから二人を見守ることにしました。

正和が魔物となった本田と居酒屋で酒を酌み交わしていると、居酒屋の女将が正和に対し「何かが憑りついている」と言い、退魔の札を授けました。

 

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9)亜紀子との別れ

そんな折、自宅にいた亜紀子のもとに正和への急な仕事の依頼の電話が入りました。その電話を受けた亜紀子は急いで正和に仕事の依頼を伝える為、正和と本田のいる居酒屋に向かいます。しかしその道中、階段にさしかかった亜紀子の足を何者か掴み、亜紀子を転倒させてしまいました。転んでしまった亜紀子ですが、先を急ぐために、なりふり構わず居酒屋への道を急ぎます。

入れ違いとなり、先に自宅へ帰った正和は半信半疑ながら、居酒屋の女将から受け取った退魔の札を玄関に貼りつけます。その直後に亜紀子も帰宅しますが、玄関の中に入ることが出来ません。亜紀子は階段での転倒の際、命を落としてしまったらしく、玄関の前にいる亜紀子は人間ではなく、霊体となってしまっていたのでした。

それに気づいた正和は亜紀子の体を探しに行こうとしますが、自身の体が言うことを聞かず、動くこともままならなくなり、その場に倒れ込んでしまいます。そこへ死神が現れ、正和の体調不良の原因が、霊体となった亜紀子が現世で存在するために、正和の生命エネルギーを吸い取っているということを告げ、亜紀子を黄泉の国へと誘おうとします。しかし正和は死神を阻み、亜紀子を自宅に連れ帰りました。

体調不良の正和は早々に床に就きますが、亜紀子は添い寝をするかのように正和の布団の傍らに横たわりました。亜紀子は正和の顔を見つめて涙を流しながら微笑みかけました。浅い眠りから覚めた正和は亜紀子を求めて家中を探し回りますが、亜紀子の姿はそこにはありませんでした。

ふとテーブルの上に目をやると一枚の手紙がありました。それは霊体となった自分が現世にいることによって最愛の人のエネルギーを奪ってしまうのは耐えられないため、自分は黄泉の国に行くという内容の、亜紀子が正和に別れを告げる手紙でした。


10)黄泉の国への決意

状況を把握した正和は全速力で黄泉の国への列車が発射される駅へ向かう亜紀子を探しに行きました。駅への途中で何とか亜紀子に追いついた正和でしたが、亜紀子の決意は固く振り切られ亜紀子は黄泉の国へと旅立ってしまいました。

せめて亜紀子の体を取り戻そうと、亜紀子が亡くなった場所を探しまわる正和の元へ死神があらわれ、本来の亜紀子の寿命はもっと長かったことと、体が無くなってしまったため、亜紀子は黄泉の国に行かざるを得なかったことを告げました。

その時、正和はふと不思議な話を思い出しました。それは現世に残るため魔物になった本田が、亜紀子と正和が共に家に居たある日、全く別の場所で亜紀子の姿を見かけたというものでした。そこで亜紀子の体が別の魂に乗り移られていると気付いた正和は、動物並みに嗅覚の鋭い稲荷刑事と共に亜紀子のにおいを手掛かりに亜紀子の体を探すことに成功しました。

亜紀子の体を取り戻した正和は亜紀子の魂を取り戻すためにをしました。その決意を聞いたキンは、黄泉の国へどうやって行くのかと正和に問いかけます。しかし、正和はその方法を知っていました。実はその方法は亜紀子が納戸から見つけ出した甲滝五四朗の原稿に書かれていたのでした。

しかし、その原稿に書かれていたのは黄泉の国に行くまでの方法で、未完成の原稿には黄泉の国から現世へ戻る方法は書かれていませんでした。その為、黄泉の国で甲滝五四朗を探し出し、亜紀子の魂を救って現世へ戻る方法を聞き出すとキンに告げました。それを聞いたキンは正和を送り出すことに納得し、一枚のメモを手渡しました。

そこに書かれていたのはあの世で甲滝五四朗が暮らしている場所でした。実は正和は以前から甲滝のことを知っていました。それは正和が身内の恥として心に秘めていた為、正和以外に誰も知らない内容でした。その内容とは研究者であった正和の父は研究旅行で家を空けることが多かったのですが、父親が出かけると母親は決まってめかしこんで、出かけていました。正和は、子供ながらに不審に思い、ある日母の後をつけていきました。その時、正和が見た母が行き着いた先こそが甲滝五四朗の住まいだったのでした。


11)父と母の本当

正和は黄泉の国に行くために自ら霊体となって、黄泉の国行きの列車に乗りこみます。そこには例の死神が死者と共に乗ってきており、正和の存在に気づき、乗車を止めようとしましたが、理由を聞いて黄泉の国を案内してくれることになりました。

黄泉の国に到着すると、正和は死神から亜紀子の不慮の事故も、魂が抜けた体に他の魂が乗り移ったのも、全て亜紀子のことをいたく気に入っている天頭鬼(古田新太)の仕業であることを聞かされました。そして死神に案内してもらって尋ねた甲滝の住まいから出てきたのは、正和の母でした。

疑惑が確信に変わった正和を見て、事情を察した甲滝と正和の母は、甲滝は正和の父の変装であったことを明かしました。正和が黄泉の国を訪れた理由を聞いた甲滝は、正和に天頭鬼と戦う方法を授けます。それは小説家である正和ならではの方法であって、創造力を使うというものでした。

 

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12)天頭鬼との因縁

天頭鬼の屋敷に潜り込んだ正和は無事亜紀子との再会を果たしましたが、天頭鬼の一行が現れる気配を察知し、一旦、柱の陰に隠れます。亜紀子のもとに現れた天頭鬼は執拗に亜紀子に結婚を迫ります。まったく自分を受け入れるそぶりを見せない亜紀子に、天頭鬼は実は何代も前の前世から自分は亜紀子を想うが受け入れられず、いつも正和の前世と結ばれてしまうということを明かしました。

それを聞いた正和と亜紀子は初対面の時にお互いが感じた「自分はこの人と結婚する」という直感のようなものに納得し、改めてお互いが自分にとって欠くことのできない存在であると再認識しました。しかし、人間の匂いをまき散らしながら潜んでいた正和の存在は天頭鬼に気づかれてしまい、戦うことを余儀なくされるのでした。

正和は創造力を武器に、つぎつぎと魔物をなぎ倒していきますが、天頭鬼には通じません。正和は創造力を使って黄泉の国から現世へ戻る列車を作り出して、亜紀子と二人で乗り込みます。しかしこれも天頭鬼に潰されてしまいました。

とうとう正和を捕らえた天頭鬼は、亜紀子に対し、因縁の恋敵の正和を殺してしまうか、未来永劫自分と結ばれるかの選択を突きつけました。やむを得ず正和の命を救うため、亜紀子が天頭鬼と結ばれることを誓おうとしたその時に、突然謎の飛行物体が天頭鬼に一撃を加え、正和は天頭鬼の手から逃れることが出来ました。

よく見るとその物体はなんと亜紀子が貧乏神からもらった茶碗でした。その茶碗は回転し続け、やがて大きくなり、正和と亜紀子の二人を乗せて現世へと送り届けて、二人の到着を見届けたかのように茶碗は元の姿に戻り、そして割れてしまいました。


13)エピローグ

無事に現世に戻った2人をキンと本田が笑顔で迎えます。そして割れた部分が修繕された茶碗と共に2人の穏やかな生活は元通りになり、幸せな鎌倉での夫婦生活は続いていきました。

 

 

 

3.四方山話

1)実写映画と漫画の違いについて

原作はほのぼのとした亜紀子と正和の日常の中に潜む魔訶不思議な出来事や事件の謎解きと人間模様を中心に描いた作品ですが、それに比べ、映画では原作にはない黄泉の国と天頭鬼という明確な悪役が描かれ、日常とはかけ離れた不思議な世界に亜紀子と正和が飛び込んでいくというSF要素が強調されています。

また亜紀子や正和など主要人物の設定に関しては、原作の設定がそのまま映画に設定が反映されていますが、正和の編集者の本田は原作では魔界転生をしておらず、映画と原作では設定が異なっています。


2)出てくる妖怪・魔物

①本田

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正和の編集担当の本田でしたが死んでしまいます。妻と幼い子どもを残して死にきれない本田は魔物となって人間界に留まることにしました。怒ると怖い姿に変身します。

 

②天頭鬼

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亜希子を見初めて人間界から黄泉の国へ連れ去りました。欲望の塊が妖怪になったものです。

 

③赤い手の魔物

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天頭鬼の手下で亜希子を黄泉の国へ連れ去った魔物です。

 

④鯉頭鬼

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天頭鬼の手下の1人で、黄泉の国では正和を追い払おうと戦います。

 

⑤猪頭鬼

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天頭鬼の手下の1人

 

⑥鳥頭鬼

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天頭鬼の手下の1人

 

⑦豚頭鬼

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天頭鬼の手下の1人

 

⑧象頭鬼

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天頭鬼の手下の1人

 

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4.まとめ

現実と妖怪の世界の融合具合が違和感なく再現されているので、本当に鎌倉にはそんな場所があるのかもしれないと思わされます。まさにファンタジーです。おどろおどろしい妖怪や魔物が出てきてファンタジー感たっぷりでした。