R1ぐらんぷり2018年、盲目のピン芸人が7度目の挑戦でGET!!
2018年3月6日R-1グランプリ決勝戦において、エントリー3,715人の中を勝ち抜いてグランプリに輝いたのは盲目の漫談師、濱田祐太郎でした。
神戸市に生まれ、中学生の頃からお笑い芸人を志していたという濱田ですが、2012年にはアマチュアながらR-1予選の舞台に飛び込み、見事に準決勝まで進出しました。同年にはNSC(吉本総合芸能学院)大阪校35期生として入学し、ここにいたって7年越しの栄冠を得ることになりました。
左目は全く見えず、右目も明るさがわかる程度であるという濱田は、昨年10月に行われた「平成29年度 NHK新人お笑い大賞」の決勝にも進出するなど、着実に頭角を現してきており、今大会でも活躍を期待されていました。
審査員
準決勝のスコア 決勝戦のスコア
準決勝は濱田とマツモトクラブが関根・久本のコント畑組と文枝・陣内・ヒロミのピン芸人組で評価を競った形になりましたが、視聴者評価が濱田を押し上げる結果となりました。
決勝は、おぐの芸が準決勝のネタとセットになっていて、その割にはテンションが下がっていたのと、ゆりやんの渡辺直美を思わせるパワーと芸達者ぶりに感心するもののあまりのテンポの速さに置いてけぼりをくわされた感じで、やはり視聴者の評価は濱田に傾いたのでしょう。
濱田が障がい者であるが故の自虐ネタや弱者贔屓などのおかげかと、気にはなりましたが、注目すべきは、準決勝と決勝においても桂文枝が持ち点3すべてを濱田に挙げていることに、一人芸の極致の落語家が認めたということで、濱田の話芸が掛け値なしで評価されたといえるでしょう。
濱田祐太郎の今後の活躍に期待し注目しましょう。