凸凹玉手箱

A Post-Baiby Boomer

映画『トランスフォーマー/リベンジ』続編、シリーズ第二弾です!!

笑いあり、涙あり、お色気ありの、超盛りだくさんな2時間半で、あっちもこっちも見せ場であり、どこもかしこもがクライマックスという、娯楽のてんこ盛りの様な続編第二弾です。

 

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興行収入では成功しましたが、一方でストーリー面では批判的な評価や、酷評もありました。第30回ゴールデンラズベリー賞では7部門にノミネートされて、最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞してしまいました。

 

また、マイケル・ベイ監督自身でも本作を失敗作であると認めていて、

2007年11月から2008年2月にかけて行われた全米脚本家組合のストライキの影響で十分な準備期間が割けず、詰め込みすぎの内容になってしまったことを反省点として挙げています。
主演のシャイア・ラブーフも「アクションは凄いが人間ドラマが欠けており、心が感じられない映画であった」という不満点を述べていました。

                                                                                                (Wikipedia抜粋引用)

とはいうものの、詰め込み過ぎのおかげで、断続的に続くお祭りのような見せ場が150分間も続いて、量が少なくて文句を言われるのが怖いといわんばかりのアメリカンレストランによくあるてんこもり料理のような、持て余しかねない娯楽作品となりました。

 

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ストーリーは、激しい戦いを生き残ったリーダーのオプティマス率いるオートボット軍団は、いまや人類と協力して、悪の軍団ディセプティコンの残党を追跡していました。ところが上海戦でディセプティコンのデモリッシャーが「ザ・フォールン様が蘇る」という新たな大戦争を匂わす不気味な台詞を残して死にます。

 

そしてそこで鍵を握るのは、オールスパークのかけらを持つサム(シャイア・ラブーフ)とそのガールフレンド、ミカエラミーガン・フォックス)でした。

 

普通の生活を望むサムは新たに大学生活をはじめますが、間もなく大学にディセプティコンが現れ、サムはミカエラとルームメイトのレオ・スピッツ(ラモン・ロドリゲス)と共に拉致され、メガトロンの元へ連れていかれます。

 

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ディセプティコンの目的は、キューブの欠片からサムの脳内に移ったオールスパークの中にある情報でした。危ういところでオプティマスとバンブルビーが救助に現れサムは逃げのびますが、オプティマスが多数の敵に奮戦しますが虚しく犠牲となってしまいます。

 

ザ・フォールンの正体は初代リーダーである7人のプライム達の一人であり、彼らはトランスフォーマーの命の源である「エネルゴン」の探索のために地球にやってきました。そして、エネルゴンは太陽のような恒星を破壊して作られるのですが、ザ・フォールンは惑星破壊装置で太陽を壊そうとしました。ザ・フォールンに他のプライム達は太刀打ち出来ず、止む無く惑星破壊装置を起動させるキーの役割を持つアイテム「リーダーのマトリクス」をエジプトのどこかへ隠したのでした。

 

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サムは、オプティマスを蘇らせるためには、マトリクスの力が必要と信じ、エジプトを駆け巡り遂にマトリクスを見つけて、エジプトに到着したオプティマスの死骸の元へ向かいます。通信を傍受したディセプティコンの部隊がエジプトに集結し、さらには巨大な合体ディセプティコンも現れ、激しい銃撃戦の中、サムは命を落としてしまいます。

 

サムは蘇生するまでの僅かな間、夢の中でかつての初代プライム達から、オプティマスのために命を懸けたことを讃えられ「リーダーのマトリクス」を託されて、オプティマスを蘇らせる事に成功します。

 

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戦況を見た元ディセプティコンのジェットファイアは自滅して自身のパーツをオプティマスに託し、パワーアップしたオプティマスは破壊装置を破壊し、続けて襲いかかってきたメガトロンとザ・フォールンを倒します。メガトロンはどこかへと逃走し、地球に再び平和が戻ったのでした。

 

マイケル・ベイ監督が失敗作と言おうがてんこ盛りのロボットアクションは面白く、サム役のシャイア・ラブーフが人間ドラマがどうのと言おうが、そんなのは不必要なくらいに面白いのです。

 

終わりになってしまいましたが、前作を見ていない人、トランスフォーマー自体に詳しくない人、軍事ネタ、機械などにまったく興味がない人にとっては、つらい2時間半になるでしょうし、マイケル・ベイの無茶さかげんに本気で腹を立ててしまうような、生真面目な人にも向いていませんでしょう。